日本に住(す)んでいると、コンビニに行かない日(ひ)はほとんどないと思(おも)います。お弁当(べんとう)やお菓子(かし)を買(か)うだけの場所(ばしょ)だと思っていませんか? 実は、日本のコンビニはとても便利です。世界(せかい)でもめずらしいくらい便利です。「コンビニエンスストア」の名前(なまえ)のとおり、24時間(じかん)365日(にち)、いつでも開(あ)いています。雨(あめ)の日も、深夜(しんや)も、お正月(しょうがつ)も休(やす)まずに開いています。
コンビニでできることは、食(た)べ物(もの)を買うことだけではありません。電気代(でんきだい)を払(はら)ったり、書類(しょるい)をコピーしたり、コンサートのチケットを買ったりもできます。生活(せいかつ)に必要(ひつよう)なことのほとんどが、コンビニ一(いっ)か所(しょ)でできてしまいます。日本には約(やく)55,000店舗(てんぽ)以上(いじょう)のコンビニがあります。都市部(としぶ)なら、歩(ある)いて3分(ぷん)以内(いない)にコンビニがあることも多(おお)いです。だから、コンビニの使い方(つかいかた)を知っていると、日本での生活がもっと楽(らく)になります。
日本の大(おお)きなコンビニは3つあります。セブン-イレブン(全国(ぜんこく)に約21,000店舗)、ファミリーマート(約16,000店舗)、ローソン(約14,000店舗)です。この記事(きじ)では、コンビニで使える便利なサービスを、やさしい日本語で一(ひと)つずつ説明(せつめい)します。最後(さいご)まで読(よ)めば、コンビニをもっと上手(じょうず)に使えるようになりますよ。

公共料金(こうきょうりょうきん)や税金(ぜいきん)はレジで払える
電気代・ガス代(だい)・水道代(すいどうだい)・インターネット代などを「公共料金」と言います。住民税(じゅうみんぜい)などは「税金」と言います。実は、これらはコンビニのレジで払うことができます。家(いえ)に届(とど)いた「払込票(はらいこみひょう)」というバーコードが付(つ)いた紙(かみ)を、そのまま店員(てんいん)さんに渡(わた)すだけです。店員さんがバーコードを読(よ)んで、金額(きんがく)を教(おし)えてくれます。お金を払うと「領収書(りょうしゅうしょ)」がもらえます。これは払ったという証明(しょうめい)の紙なので、なくさないようにしましょう。
気(き)をつけてほしいことが一つあります。支払(しはら)いは、ほとんどの場合、現金(げんきん)だけです。クレジットカードは使えないことが多いです。事前(じぜん)に現金を用意(ようい)しておきましょう。また、払込票には「支払期限(しはらいきげん)」が書(か)いてあります。この日までに払わないと、電気やガスが止(と)まってしまうことがあります。早(はや)めに払いましょう。
ATMでお金を出したり入れたりできる

ほとんどのコンビニにはATMがあります。銀行(ぎんこう)に行かなくても、近くのコンビニでお金をおろしたり、預(あず)けたりできます。セブン-イレブンの「セブン銀行ATM」は、多くの銀行のカードが使えることで有名(ゆうめい)です。ファミリーマートの「ファミポートATM」では、ゆうちょ銀行のカードも使えます。海外(かいがい)のクレジットカードやデビットカードでも、多くのコンビニATMで日本円(にほんえん)をおろすことができます。旅行者(りょこうしゃ)にも便利です。
手数料(てすうりょう)は時間帯(じかんたい)によって変(か)わります。平日(へいじつ)の昼間(ひるま)(8時45分〜18時ごろ)は、無料(むりょう)から110円くらいです。平日の夜(よる)や土日(どにち)は、110円から220円くらいです。夜(よる)23時以降(いこう)は、220円くらいかかることが多いです。手数料を安(やす)くしたいなら、平日の昼間に使うのがおすすめです。
| 時間帯(じかんたい) | 手数料の目安(めやす) |
|---|---|
| 平日(へいじつ)の昼間(ひるま)(8:45〜18:00ごろ) | 無料(むりょう)〜110円 |
| 平日の夜(よる)・土日(どにち) | 110円〜220円 |
| 深夜(しんや)(23:00以降(いこう)) | 220円前後(ぜんご) |
コピー機(き)はコピー以外(いがい)にも使える
店(みせ)の中(なか)にある大(おお)きな「マルチコピー機」では、書類のコピーだけでなく、スマホの写真(しゃしん)やPDFファイルを印刷(いんさつ)することもできます。書類をスキャンすることや、FAXを送(おく)ることもできます。書類のコピーは、白黒(しろくろ)1枚(まい)10円、カラー1枚50円くらいです。
使い方は簡単(かんたん)です。まず、コンビニの専用(せんよう)アプリ(例(れい):「セブン-イレブン マルチコピー」)をスマホにダウンロードします。アプリで、印刷したい写真やファイルを選(えら)びます。コピー機の近くでWi-Fiやネットプリント番号(ばんごう)を使って、データをコピー機に送ります。最後に、コピー機で内容(ないよう)を確認(かくにん)してお金を払います。在留(ざいりゅう)カードのコピーが必要なときや、役所(やくしょ)に出す書類を印刷したいときに、とても役(やく)に立ちます。
ネット通販(つうはん)の荷物(にもつ)は、コンビニで受け取ったり送(おく)ったりできる
Amazonやメルカリで買い物をするとき、家ではなく近くのコンビニを「受(う)け取(と)り場所」に選(えら)ぶことができます。仕事(しごと)や学校(がっこう)で昼間家にいなくても、都合(つごう)のいい時間に荷物を受け取れます。24時間受け取れるので、忙(いそが)しい人にとても便利です。荷物が盗(ぬす)まれる心配(しんぱい)もありません。
反対(はんたい)に、メルカリなどで物(もの)を売(う)るときも、コンビニから荷物を送ることができます。Amazonの荷物は、セブン-イレブン、ファミリーマート、ローソンのどこでも受け取れます。宅急便(たっきゅうびん)(ヤマト運輸(うんゆ))は、ファミリーマートやローソンから送れます。ゆうパック(日本郵便(ゆうびん))は、ローソンから送れます。
| サービス名 | 対応(たいおう)コンビニ |
|---|---|
| Amazonの荷物受け取り | セブン-イレブン、ファミリーマート、ローソン |
| メルカリの発送・受け取り | セブン-イレブン、ファミリーマート、ローソン |
| 宅急便(たっきゅうびん)の発送 | ファミリーマート、ローソン(ヤマト運輸(うんゆ)) |
| ゆうパックの発送 | ローソン(日本郵便(にほんゆうびん)) |
映画(えいが)やイベント、電車(でんしゃ)のチケットも買える

テーマパーク、映画館(かん)、コンサート、高速(こうそく)バスのチケットも、コンビニで買うことができます。店の中にあるタッチパネルの機械(きかい)(「ロッピー」や「Famiポート」など)を使います。行きたいイベントや乗(の)りたいバスを選ぶと、「申込券(もうしこみけん)」という紙が出てきます。それをレジに持(も)っていってお金を払うと、チケットがもらえます。
インターネットで予約(よやく)したチケットも、コンビニで受け取ることができます。夜中(よなか)でも買えるので、人気(にんき)のイベントのチケットが発売(はつばい)される日でも、並(なら)ばなくても大丈夫(だいじょうぶ)です。新幹線(しんかんせん)の切符(きっぷ)が買えるコンビニもあります。
マイナンバーカードがあれば、住民票(じゅうみんひょう)なども取(と)れる
マイナンバーカードを持(も)っている人は、市役所(しやくしょ)や区役所(くやくしょ)に行かなくても、コンビニのコピー機で公式(こうしき)な書類を取ることができます。取れる書類には、住民票の写(うつ)し(住んでいる場所の証明)、印鑑登録証明書(いんかんとうろくしょうめいしょ)、所得証明書(しょとくしょうめいしょ)、課税証明書(かぜいしょうめいしょ)などがあります。
このサービスのいいところは、土日(どにち)や夜(よる)でも使えることです。市役所が閉(し)まっている時間でも大丈夫です。窓口(まどぐち)で並ぶ必要(ひつよう)がなく、数分(すうふん)で書類がもらえます。値段(ねだん)は1枚200円から300円くらいで、市役所の窓口と同(おな)じくらいです。まだマイナンバーカードを作(つく)っていない人は、市役所に聞(き)いてみましょう。カードは無料(むりょう)で作れます。銀行口座(こうざ)を作るときにも役に立ちます。
無料Wi-Fiとスマホの充電(じゅうでん)もできる
多くのコンビニでは、無料のWi-Fiが使えます。まだ携帯電話(けいたいでんわ)の契約(けいやく)をしていない人にとって、とても助(たす)かります。セブン-イレブンの場合(ばあい)、スマホのWi-Fiの設定(せってい)で「7SPOT」を選んで、「接続(せつぞく)する」を押(お)すだけです。最初(さいしょ)だけ、メールアドレスの登録(とうろく)が必要なことがあります。
最近(さいきん)は、「モバイルバッテリー」を貸(か)してくれるコンビニも増(ふ)えています。「ChargeSPOT」というアプリを使うと、コンビニでバッテリーを借(か)りて、使い終(お)わったら別(べつ)のコンビニに返(かえ)すことができます。スマホの充電が切れそうなときに、とても便利です。
淹(い)れたてコーヒーとホットスナックがおいしい

日本のコンビニのコーヒーは、安(やす)くておいしいと世界中(せかいじゅう)で有名です。レジの横(よこ)にある機械で、100円から200円くらいで、本物(ほんもの)のコーヒーが飲めます。「ホットコーヒーをください」「アイスコーヒーをMサイズでください」と店員さんに言(い)って、お金を払います。カップをもらったら、自分(じぶん)で機械にセットしてコーヒーを作ります。
お腹(なか)が空(す)いたときは、ホットスナックがおすすめです。ファミリーマートの「ファミチキ」(220円くらい)、ローソンの「からあげクン」(240円くらい)、肉(にく)まん(150円から200円)、アメリカンドッグ(120円から150円)などがあります。「ひとつください」と言うだけで買えます。
| 商品名(しょうひんめい) | コンビニ | 値段(ねだん)の目安 |
|---|---|---|
| ファミチキ(鶏(とり)の揚(あ)げもの) | ファミリーマート | 220円前後 |
| からあげクン | ローソン | 240円前後 |
| 肉まん(にくまん) | 各(かく)コンビニ | 150円〜200円 |
| アメリカンドッグ | 各コンビニ | 120円〜150円 |
電動(でんどう)自転車(じてんしゃ)も借(か)りられる
都市部(としぶ)のコンビニの前(まえ)には、電動自転車がたくさん並(なら)んでいることがあります。これは「シェアサイクル」というサービスです。スマホのアプリで簡単に借りることができます。「HELLO CYCLING」などのアプリをダウンロードして、クレジットカードかデビットカードで登録します。近くの自転車を探(さが)して予約すると、自転車のQRコードをアプリで読み取(と)ってロックが開きます。使い終わったら、別のコンビニに返せます。
料金(りょうきん)は、30分(ぷん)で165円から200円くらいのことが多いです。電車やバスで行きにくい場所へ行きたいときや、観光(かんこう)のときにとても便利です。
ギフトカードやプリペイドカードも買える
Apple、Google、Amazon、Netflix、LINEなどのプリペイドカードが、コンビニの棚(たな)に並んでいます。クレジットカードを持っていない人や、子(こ)どものゲームのために買いたい人、友達(ともだち)や家族(かぞく)へのプレゼントにしたい人に人気(にんき)です。
使い方は簡単です。棚から使いたいカードを取って、レジでお金を払います。そのあと、カードに書いてある番号を、スマホやパソコンで入力(にゅうりょく)します。棚から取っただけでは使えません。必(かなら)ずレジでお金を払ってから使いましょう。
コンビニでよく使う便利(べんり)な日本語フレーズ(ひょう)
| 場面(ばめん) | 日本語フレーズ |
|---|---|
| 公共料金を払うとき | 「支払い(しはらい)を お願い(ねがい)します。」(払込票を渡しながら) |
| お弁当(べんとう)を温めてほしいとき | 「温(あたた)めて ください。」 |
| スプーンやフォークが欲(ほ)しいとき | 「スプーンを つけて ください。」 |
| レジ袋(ふくろ)が欲しいとき | 「袋(ふくろ)を ください。」(有料(ゆうりょう):3円〜5円) |
| 袋が要(い)らないとき | 「袋は いらないです。」 |
| コーヒーを頼(たの)むとき | 「ホットコーヒー(Mサイズ)を ください。」 |
| ホットスナックを買うとき | 「ファミチキを ひとつ ください。」 |
| ATMがどこか聞くとき | 「ATMは どこですか?」 |
| コピー機の使い方を聞くとき | 「コピー機(き)の 使い方(つかいかた)を 教(おし)えてください。」 |
| 領収書(りょうしゅうしょ)が欲しいとき | 「領収書を ください。」 |
まずは近くのコンビニに行ってみよう!

日本のコンビニは、物(もの)を売るだけの場所ではありません。生活に必要なことのほとんどができる「街(まち)の便利な場所」です。公共料金の支払い、ATMの利用(りよう)、コピーや印刷、荷物の受け取りと発送(はっそう)、チケットの購入(こうにゅう)、公式書類の発行(はっこう)、無料Wi-Fiやバッテリーの充電、コーヒーやホットスナック、電動自転車、ギフトカードの購入まで、これだけのことが、歩いて数分(すうふん)の場所で24時間できるのです。
次(つぎ)にコンビニに行くときは、いつものお弁当を買うだけで帰(かえ)らないで、店の中にどんな機械やサービスがあるか、少し見てみてください。きっと新(あたら)しい発見(はっけん)がありますよ。
