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【在留資格「特定技能(建設)」】すべてがわかる完全ガイド

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建設の仕事で、人手が足りなくて困っていませんか。

この記事を読めば、特定技能「建設」の制度のしくみから、できる仕事の種類、外国人を会社で受け入れるための条件、必要な試験まで、すべてがわかります。

特定技能「建設」は、正しいルールと手続きを理解すれば、人手不足で悩む会社にとって大きな助けになる制度です。この記事を最後まで読んで、安心して外国人をやとうための準備をはじめましょう。


目次

Q1 特定技能(建設)とはどんな制度ですか

特定技能「建設」は、人手が足りなくて困っている日本の建設業界で、専門的なスキル(技術)を持つ外国人のみなさんに働いてもらうための在留資格(ビザ)です。

制度ができた理由

日本の建設業界は、働く人の数が足りない「人手不足(ひとでぶそく)」や、働く人の年齢が高くなる「高齢化(こうれいか)」という大きな問題をかかえています。この問題を解決し、日本の社会に必要な家や道路、橋などをつくり続けるために、特定技能制度が作られました。

1号と2号の違い

特定技能には「1号」と、より高いレベルの「2号」があり、建設分野ではどちらの資格でも働くことができます。

種類日本で働ける期間家族といっしょに住めるか
1号合計で最大5年基本的にはできません
2号更新すればずっと働けるできます(夫や妻、子ども)

技能実習との大きな違い

特定技能は、日本の技術を学ぶことが目的の「技能実習」とは違い、日本の人手不足を解決するために働くことを目的としています。そのため、労働者として日本の法律で守られ、同じ分野であれば転職(ほかの会社にうつること)も可能です。


Q2 特定技能「建設」でできる19の仕事

特定技能「建設」のビザを持っていると、建設現場のさまざまな仕事ができます。全部で19種類の専門的な仕事(作業区分)があり、日本のものづくりを支える大切な役割を担(にな)います。

19種類の仕事の例

作業区分(仕事の種類)どんな仕事か(仕事の内容)
型枠施工(かたわくせこう)ビルなどをつくるときに、コンクリートを流し入れるための木の「枠(わく)」をつくる仕事。
鉄筋施工(てっきんせこう)建物や橋の「骨(ほね)」になる鉄の棒(鉄筋)を、設計図のとおりに正確に組み立てる仕事。
とび建設現場の高いところで作業するための「足場(あしば)」を組み立てたり、鉄骨(てっこつ)を組み立てたりする仕事。
左官(さかん)コテという道具を使い、壁や床をセメントや土できれいに塗り、仕上げる仕事。
建築大工主に木を使って、家の骨組みをつくったり、床や壁をはったりする仕事。
配管(はいかん)建物の中で使う、水道やガスの管(パイプ)をとりつける仕事。
建設機械施工ブルドーザーやショベルカーなど、建設現場で働く大きな機械を運転する仕事。
土工(どこう)地面を掘ったり、土や石を運んだり、コンクリートをつくったりする、建設の基本となる仕事。
内装仕上げ部屋の中の壁にきれいな紙(クロス)をはったり、床にシートを敷いたりして、部屋をきれいに仕上げる仕事。
溶接熱を使って金属と金属をつなぎ合わせる仕事。
その他屋根ふき、電気通信、建築板金、保温保冷、海洋土木工など、全部で19の仕事があります。

Q3 会社が外国人をやとうための特別なルール

特定技能「建設」の外国人の受け入れを考えている会社は、国が定めた特別なルールをクリアしなければなりません。これは、外国人が安全に働くための大切なルールです。

1. 建設キャリアアップシステム(CCUS)への登録

建設分野だけの特別なルールとして、「建設キャリアアップシステム(CCUS)」への登録が必須です。

  • 会社(事業者):CCUSに登録する必要があります。
  • 外国人(技能者):会社で働く特定技能の外国人にも、CCUSに登録してもらう必要があります。

CCUSに登録することで、外国人の経験やスキルが国に記録され、スキルアップにあわせてお給料を上げるときの目安になります。

2. 国への計画の認定

会社は、外国人をどのように受け入れ、どのように仕事を教えて育てるかという計画を「国土交通大臣」に**認めてもらう(認定)**必要があります。この認定がないと、特定技能「建設」の外国人を受け入れることはできません。

この計画の認定をもらうためには、一般社団法人建設技能人材機構(JAC)という団体に入ることが必須条件の一つです。

3. 外国人への支援(サポート)の義務

会社は、外国人が日本で安心して生活や仕事ができるように、住む場所探しや役所の手続き、日本語学習の機会の提供など、様々なサポート(支援計画)をする義務があります。このサポートは、「登録支援機関」という専門の会社にすべてお願いすることもできます。


Q4 外国人が特定技能「建設」で働くための条件

特定技能「建設」のビザをもらって日本で働くためには、「建設のスキル」と「日本語の力」の2つを証明しなければなりません。

1. 建設のスキルを証明する試験

あなたが希望する仕事の専門的な知識と技術があることを証明するため、「建設分野特定技能1号評価試験」に合格する必要があります。

  • 内容:希望する仕事(型枠施工、とびなど)ごとに、知識を問う「学科試験」と、実際の作業ができるかをみる「実技試験」の両方に合格が必要です。

2. 日本語の力を証明する試験

仕事や生活で困らないくらいの日本語能力があることを証明するため、次のどちらか1つの試験に合格する必要があります。

  • 国際交流基金日本語基礎テスト(JFT-Basic):A2レベル以上
  • 日本語能力試験(JLPT):N4レベル以上

試験が免除される人

すでに日本で「技能実習2号」というステップをまじめに最後までやりとげた人は、上で説明した「建設のスキル試験」と「日本語の試験」の両方を受ける必要がありません。(免除されます)

ただし、技能実習でやっていた仕事と、特定技能でやろうとしている仕事が、同じ種類か、関連している必要があります。


Q5 技能実習と特定技能(建設)のちがい

特定技能と技能実習は、目的とルールが大きく違います。

くらべること技能実習特定技能(建設)
制度の目的日本の技術を学び、自分の国に伝えること(国際貢献)日本の人手不足を解決するための労働力の確保
転職(会社をかえること)基本的にできない同じ建設分野ならできる
在留期間最長5年1号は最長5年。2号になれば更新の制限なし
家族と住めるかできない1号はできない。2号は配偶者と子どもならできる

📝 まとめ:特定技能(建設)の重要事項

この記事で説明した、特定技能「建設」の特に大切な点をまとめます。

項目内容
制度の目的建設業界の人手不足を解決するための、即戦力となる労働力の確保。
在留期間特定技能1号として最大5年。2号に移行すれば、制限なく働き続けられる。
主な仕事の種類型枠施工、鉄筋施工、とび、左官など、19種類の建設現場の仕事。
必要な日本語レベルN4以上(生活や仕事で困らない基本的な日本語力)。
必要な技能の証明「建設分野特定技能1号評価試験」に合格すること。
試験の免除対応する技能実習2号を良好に修了していれば、技能・日本語試験の両方が免除される。
会社側の特別な義務建設キャリアアップシステム(CCUS)への登録と、国土交通省への受入計画の認定が必須。
転職のルール同じ分野(建設業)の中であれば、働く会社をかえること(転職)ができる
家族を呼ぶ可能性特定技能2号に移行すれば、配偶者(夫や妻)や子どもを日本に呼んで一緒に住むことができる。

日本のインフラを支える大切な仕事です。このガイドを参考に、建設業界での活躍を目指す外国人の方も、優秀な人材を受け入れる会社の方も、安心して準備を進めていきましょう。

特定技能「建設」は、日本の未来とあなたのキャリアを繋ぐ、大きなチャンスです。

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この記事を書いた人

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