「特定技能1号は5年しかいられないから、いつか帰らなければならない……」
「家族と一緒に日本で幸せに暮らしたい」
そう思っている人に、とても良いニュースがあります。
2023年に日本のルールが変わって、ほとんどの仕事で「特定技能2号(とくていぎのう2ごう)」になれるようになりました。
2号になれば、日本でずっと働くことができます。家族も呼ぶことができます。
この記事では、2号になるための条件や、1号との違いを詳しく説明します。
1. 「特定技能2号」になると何が変わる?

1号と2号は、ここが大きく違います。表で見てみましょう。
| 比べるポイント | 特定技能1号 | 特定技能2号 |
| 日本にいられる期間 | 全部で5年まで | 制限なし(ずっとOK) |
| 家族(妻・夫・子) | 一緒に住めない | 一緒に住める |
| 仕事のレベル | 基本的な仕事 | 熟練(プロ)の仕事 |
| ビザの更新 | 5年で終わり | ずっと更新できる |
① 期限を気にせず、日本で働き続けられる
1号は、どんなに頑張っても通算5年でビザが終わってしまいます。
しかし、2号は「期間の制限(せいげん)」がありません。会社との契約が続いていれば、10年、20年と日本で働き続けることが可能です。これは「永住権(えいじゅうけん)」を取りたい人にとって、とても大切なステップになります。
② 大切な家族を日本に呼べる
2号になれば、母国にいる「配偶者(夫・妻)」と「子供」を日本に呼ぶことができます。
これまでは休みの日しか会えなかった家族と、毎日一緒にご飯を食べたり、日本で子育てをしたりできるようになります。
③ お給料(おきゅうりょう)が上がる
2号になるためには、難しい試験に合格しなければなりません。それは、あなたが「プロの技術を持っている」という証拠(しょうこ)です。
多くの会社では、2号になった人に対して「役職手当」や「基本給のアップ」など、1号のときよりも高いお給料を払うようになります。
2. 2号になれる仕事のリスト(11分野)
いま、下の11個の仕事で2号になることができます。あなたの今の仕事はありますか?
- ビルクリーニング(大きなビルのお掃除・管理)
- 工業製品製造業(工場で機械や電気製品、部品を作る仕事)
- 建設(家、ビル、道路、橋などを作る仕事)
- 造船・舶用工業(大きな船を作ったり、修理したりする仕事)
- 自動車整備(車を点検したり、直したりする仕事)
- 航空(空港で荷物を運んだり、飛行機を整備したりする仕事)
- 宿泊(ホテルや旅館でのフロント、接客の仕事)
- 農業(野菜・果物を作る、または牛・豚・鶏を育てる仕事)
- 漁業(網で魚をとったり、魚を育てたりする仕事)
- 飲食料品製造業(お弁当、お菓子、飲み物などの工場)
- 外食業(レストラン、居酒屋、カフェなどの飲食店)
※ 介護(かいご)の仕事の人は、「介護福祉士」という国家資格に合格すれば、2号と同じようにずっと日本にいられます。
3. 2号になるための「2つの厳しい条件」
2号は素晴らしいビザですが、なるためには努力が必要です。
条件①:難しい「2号評価試験」に合格する
1号のときよりもレベルが高い試験に合格しなければなりません。
漢字の言葉も増えますし、仕事の知識も深く聞かれます。仕事が終わった後にコツコツ勉強することが必要です。
条件②:「リーダー」としての経験がある
ただ自分の仕事ができるだけではダメです。
「他のスタッフに教える」「チームの安全をチェックする」「リーダー(班長)として動く」といった経験が求められます。会社の中で「まとめ役」としての信頼が必要です。
4. 2号を目指すためのスケジュール
1号の5年が終わるギリギリに準備を始めても間に合いません。計画を立てましょう。
- 1年目〜2年目:今の仕事を完璧(かんぺき)に覚える。日本語を勉強する。
- 3年目:自分の仕事の「2号試験」がいつあるか調べる。問題集を買って勉強を始める。
- 4年目:会社の人に「2号になりたいです!ずっとここで働きたいです!」と相談する。リーダーの仕事を経験させてもらう。
- 5年目になる前:試験を受ける。合格したら、ビザを2号に変える手続きをスタート!
5. よくある質問(Q&A)
Q:独身(一人)でも2号になれますか?
A:はい、なれます。独身の人も、ずっと日本で働きたいなら2号を目指しましょう。
Q:2号になれば、転職(会社を変えること)はできますか?
A:はい、同じ仕事の種類(分野)であれば、転職も可能です。
Q:日本語の試験はまた受けないといけませんか?
A:2号になるための日本語試験は、今のところ原則として必要ありません。大切なのは「仕事の技能試験」です。
6. まとめ

特定技能2号は、日本でプロとして生きていくための「最高のパスポート」です。
5年という期限を忘れて、日本で一生のキャリアを築き、家族と幸せに暮らす。そのチャンスが目の前にあります。
まずは今日、自分の仕事の「2号試験」について調べてみることから始めましょう!
