日本語では、相手(あいて)にていねいに気持ちを伝えるために「敬語(けいご)」を使います。
でも、尊敬語(そんけいご)や謙譲語(けんじょうご)は、外国の人(ひと)にとって とてもむずかしいです。
目次
1. むずかしい敬語は使わない:尊敬語・謙譲語(そんけいご・けんじょうご)
日本語には 3つの敬語があります。
- 尊敬語(そんけいご)
- 謙譲語(けんじょうご)
- 丁寧語(ていねいご)
「やさしい日本語」では、1と2はむずかしいので使いません。
ぜんぶ 「です」「ます」 の 丁寧語 にします。
▼ 言いかえの例
むずかしい敬語
- 「書類(しょるい)を 拝見(はいけん)します」
- 「こちらに おかけください」
やさしい日本語
- 「書類を 見ます」
- 「ここに すわってください」
→ このほうが、外国の人も分かりやすいです。
2. 「お」「ご」をつけすぎない(美化語 びかご)
日本語では、ていねいに言うために「お」や「ご」をつけることがあります。
例:
- お茶(ちゃ)
- ご住所(じゅうしょ)
でも、「お」や「ご」が多すぎると、意味(いみ)が分かりにくくなります。
そこで、「やさしい日本語」では できるだけつけない ようにします。
▼ 例
言いかえる前
- 「お食事の あとで、お薬を のんでください」
言いかえた後
- 「食事の あとで、薬を のんでください」
※ ただし、「お金(かね)」など、取ると意味が変わる言葉はそのまま使います。
3. クッションことばをへらす:「すみませんが」でOK
日本語には、おねがいをするときに相手を気づかう「クッションことば」があります。
- 「恐(おそ)れいりますが…」
- 「お手数(てすう)ですが…」
しかし、これらは とてもむずかしいです。
▼ やさしい日本語ではこうします
① クッションことばは「すみませんが」だけにする
例:
- 「すみませんが、これを読んでください」
急ぐときは、言わなくても大丈夫です。
② おねがいは「〜してください」で伝える
むずかしい
- 「ここに名前(なまえ)を 書いていただけますか?」
やさしい
- 「ここに名前を 書いてください。」
→ はっきりしていて、分かりやすい言い方です。
まとめ:やさしい日本語の敬語 3つのポイント
- 「です・ます」でていねいに話す。
- 尊敬語・謙譲語などのむずかしい敬語は 使わない。
- おねがいするときは
「すみませんが」+「〜してください」 が基本。
